レバレッジ・リーディング 本田直之

概要

サブタイトルに100倍以上の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめとあるように本書は、ビジネス書を仕事につなげるための読書方法であり、いつでも適用される読み方(小説・学問等)ではないということを断っておく。

 

”「本を読まないから時間がない」”(はじめに)

”本を書いた人が何年も何十年もかけて体得したノウハウを、わずか一冊の本を読むだけで手に入れることができる”(はじめに)

”常に目的意識を持って、いらないところを切り捨てる読み方をすると、一冊の本を短期間で読む終えることができるので、どんどん本が読めます。(中略)つまり、情報の取捨選択能力がアップしたわけです”(ビジネススクールで発見した「多読術」)

”また、成功だけでなく、失敗からも学ぶことは多いものです。(中略)できるだけ実務家が書いた本を読むようにしています”(レバレッジ・リーディングとは何か?)

”大成する人というのは、その時点の収入額に関わらず、人生全体を視野に入れたうえで、人生での総収入額を増やすためのお金の使い方をしている”(本は最高の投資対象だ)

”今日は勝者のための言葉で、明日は敗者のための言葉だ”(本探しは投資物件選び)

”著者がどんな人なのかは重要なポイントです。その本を書いた人が今までどんな仕事をして、どんな実績をあげた人なのか、購入する前に必ずチェックします”(教養型よりは経験型を選べ)

”一冊の本だけに書かれていることは、その著者個人の意見かもしれません。しかし、もし同じことを10人の著者が主張していたら、それはもう原理原則と呼べるのではないか(同じジャンルの本を徹底的に読む)

”メルマガの書評を利用する”(メルマガの書評を利用する)

”たとえば、成功した経営者の書いた本を読むなら、「自分が今すぐにマネできるような点をできるだけ多く見つける」とか、あるいは話し方の本を読むなら。「実際の会話で使いたくなるようなフレーズに線を引く」といった程度でよいのです”(カラーバス効果とは?)

”一冊の本を読み始める前に、「この本は、だいたいこれくらいの時間で読み切ろう」と私は決めています。”(制限時間を設ける)

”本を読んでひらめいたアイデアや、著者の主張に対する自分の考えは、余白や白紙のページにどんどん書き込むべき(中略)投資としての読書のコツは、自分の身に置き換えて読むことです。「自分だったらどうするか」をシミュレーションしつつ読んでいくと、アイデアがどんどん出てきます。それを全部、本に書き入れます(余白にどんどん書き込め)

”本を読む前に、「この本から何を学ぶか」とはっきりさせておく”(まず週一冊から始めよう)

”知識に経験が加わってはじめて、物事は『できる』ようになる”(実践で活用してみよう)

”たくさんの冊数を読むことも大事ですが、たくさん実行することのほうが大事です”(実践で活用してみよう)