卒業式を終えて…

2020年3月24日をもって京都大学経済学部を卒業しました。

 

この4年間で学んだこと・自分が変わったところについて自分なりにまとめていきたいと思います。

 

3つの構成に分けたいと思います。

まず1つ目は、卒業した今、感じていること。

次に2つ目は、4年間の活動を振り返ったときに自分がどう変わったのかということ。

3つ目は、サークル・ゼミでもらった色紙から見えるみんなの僕に対する評価。

4つ目は、この4年間にこれからどんな意味を持たせていけばいいのか。

 

【卒業した今、感じていること】

率直にさみしい。4年間、大学は高校までと違って1から人間関係を作っていかないといけなかったし、そこまで深い関係になるとは思っていなかった。しかし、会うのにも理由が必要だったし、新歓や班発表を夜通し一緒にしたりすることもあって、高校のときよりも結びつきが強いように感じている。

高校から知り合った友達で5年先、10年先も一緒に飲む友達はほとんどいないと思う(はまちゃん、おもちくらい?)。でも大学で知り合った友達はこれからの人生でもずっとつながりあっていくのだと思う。

 

また、多くの人から追い出してもらえるのは非常に嬉しかった。人に囲まれる、人に愛されている状態が非常に好きなので、幸福でしかなかった。体調万全でいければよかったなーという想いが強い。

【4年間の活動】

4年間で自分が学んだこと、そして変わったことをまとめたい。

4年間の活動の中心は、サークル・ゼミ・バイトである。

 

サークル

・みんなを楽しませるというコミュニケーション能力(もてなし力)

・能動的に動くということ

 

サークルでは4年間いたが、サークル練でも合宿でもドライブ・飲み会でも自分が楽しむことももちろん大事にしていたが、それと同時に周りのみんなが楽しめているかどうかをとても気にしながら、活動していたので、そういうスキルは上がったし、みんなを楽しませるためには能動的に動いて、もてなすということが大事だったのでそういうところは伸びたと思う。

 

ゼミ

・批判的に考える能力

・大学の考え方、また論文的・研究的な思考は身についた気がする

 

正直、大学での学びはほぼ全てゼミに集約されていると言っても過言ではない。ゼミに入るまでは受験の詰め込み教育の産物といった感じで、教科書に書いてあること・先生が言っていることは全て正しいという前提で話を聞いていたし、疑って批判的に考えることなんか全く出来ていなかった。ゼミで質問力・自分の意見の持ち方について学べたと思う。

 

バイト

・お金を稼ぐということ

世の中の仕組みを知ることが出来たと思う。誰がこき使われて、誰が甘い汁を吸っているのかが分かったし、やはり希少性の高いスキルを持っている人間は重宝される。

 

悔いが残る点を挙げるとするならば、積極的に手を挙げられなかったシーンがいくつかあった点だ。学生のうちなんか特にノーリスクでいろんなことに挑めるのにそれをなかなかしなかったこと。これはゲームカフェ・留学等に言えることだ。

あとは、やらなければならないことを後回しにしてしまい、目先の利潤を追い求めたことがあったことだ。そのせいで英語も全然習得出来ていないし、中途半端になってしまったことがいっぱいあるので、限りある時間にしっかり優先順位をつけて取り組んでいかないと後で後悔するということは大きく学んだことだ。

【色紙の言葉】

色紙に関しては、まずゼミもサークルもしっかりと書いてくれている人が多かった。やっぱりそれは愛されていたのだと思うし、その愛されていた理由は、他にもいろいろあるかもしれないが、コミット力だったと思う。人一倍帰属意識の高い自分は常にゼミやサークルに顔を出していたと思うし、みんなにもそう評価してもらえている。

みんなが僕自身をどのように評価しているのかということを知るために、色紙でもらった言葉の中で、多かったものを挙げたい。

 

・明るい、元気、にぎやか

・優しい、誰とでも打ち解けられる

・企画力、バイタリティ

・オンとオフの切り替えがはっきりしている

・面白い、無茶ぶりに答えてる

 

これらの言葉が多かった。これをまとめると、明るくて、優しく、面白いという外交的な面と、オンとオフの切り替えがはっきりしているというしっかりとした面が共存している人間だと評価されていると考えられる。しかし、色紙は基本的にいい面しか書かれていないのであまり真に受けて図に乗ってはいけないと思う。

 

あと、これは自分として嬉しかった言葉だが、嶋田先生と西田から「調整する力、最後までやり抜く力は原ゼミでもNo.1だと思う、ゼミ長でも良かったくらい」との言葉をいただいて、前者は自分の強み、後者は3回生に入ったくらいからすごく意識していたことなので、そのように評価してもらえたことは非常に嬉しかった。

 

 

【どのような意味を持たせるのか】

 4年間で自分が変わったところ・変われなかったところをしっかりと振り返り、社会人生活につなげていきたいと思う。そうすることでこの4年間は無駄になることなく、実りのあるものになるだろう。